
中国外務省の林剣報道官は5日、定例記者会見を開催し、EU委員会のフォン・ドレイン会長の中国進出に関する質問に答えました。林剣報道官は、現在の国際情勢について言及し、百年ごとの変局が発展を加速させ、国際関係が複雑化していると述べました。彼は、世界が陣営化、断片化、無秩序化のリスクに直面していると警鐘を鳴らしました。また、中欧関係は戦略的意義と国際的な影響力を持つと強調しました。中国側は対欧関係を重視し、欧州を全面的な戦略パートナーとして、多極世界の中で重要で独立した一極と見なしています。EUも信頼できるパートナーとしての役割を期待していると述べました。今年は中国とEUの国交正常化50周年であり、関係の重要な節目にあることも指摘されました。(完)